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第2回授業研究会
3・4年算数科

 11月2日(水)に、今年度2回目の校内授業研究会を行いました。飯豊町教育研究会の活動として、授業研究の交流を図っているため、ご指導・ご助言を頂く置賜教育事務所と飯豊町教育委員会の指導主事様の他に、第1小学校の3名の先生方とわくわくこども園の1名の先生にも授業を参観していただきました。
 本校では、今年度から、算数科における複式学習での授業づくりを通して、「自律的・主体的に考え、ともに学び合う子どもの育成」を目指した授業研究を進めています。特に、昨年度単学級だった3年生と、算数に苦手意識がある4年生の複式学級にとっては、子どもの主体性を大切にした複式授業スタイルの確立が大きな課題でした。
 7月5日(火)に第1回授業研究会を行った際、5年生は「面積」の学習、6年生は「円の面積」の学習を通して研究を行いました。ご指導いただいた飯豊町教育委員会の指導主事様からは、5年生が自分の考えをノートに書き、それを写真に撮ってクラウド型授業支援ソフト「ロイロノート」で共有し、説明し合う姿を見て、
「ICT活用の部分については、町内のどのクラスも今日の授業くらい効果的な使い方をスタンダートにしてほしい。」
というご指導を頂いていました。

 本日の3年生の「何倍でしょう」の学習と、4年生の「図を使って考えよう もとの数はいくつ」の学習では、自分の考えをノートに書き、それを写真に撮って「ロイロノート」で共有し、説明し合ったり、自分の考えとの相違点を話し合う姿が見られました。
 置賜教育事務所の指導主事様からは、
「3年生と4年生の授業の同時導入ができていて、学習リーダーが機能していた。誤答から学び合うなど対話的な学びが豊かだった。子どもに委ねる教師の待ちの姿勢、立ち位置もよかった。」
飯豊町教育委員会の指導主事様からは、
「難しい問題にもへこたれずに挑戦する姿にたくましさを感じた。みんなで分かろうとする雰囲気、自分たちで学習を進める姿が『自律的』に近づいている。教師の必要な場面での見取りと、子どもたちの言葉をつなぐコーディネートができていた。」
と、本時の授業における子どもと教師の姿を価値付けていただきました。
 事後研究会で話し合われたこと、ご指導・ご助言いただいたことを生かして、4日(金)に追試研究を行い、研究を深めていきたいと思います。